筋肉にとって必要なアミノ酸の“アルギニン”。しかし日本人の食事では、十分なアルギニンを摂取することはできていません。そもそも、アルギニンとは何か、どんな効果を発揮するのかについてこの記事では解説します。

アルギニンとは

 アルギニンとは、BCAAやグルタミンに次いで筋肉にとって重要なアミノ酸です。アルギニンは非必須アミノ酸なのですが、子供のうちは体内で合成することができないので、子供にとっては必須アミノ酸です。

アルギニンを多く含む食品は、ナッツ類豆類しらす干しなどですが、これらは脂質や塩分などの余計なものが多いので、多量に食べることはあまりおすすめできません。

なのでサプリメントとして摂取することが、手っ取り早いでしょう。次はアルギニンの効果について見ていきましょう。

アルギニンの効果とは

 アルギニンは摂取するとNO(一酸化窒素)を出します。このNOが驚くほど多くの効果を発揮します。今回は主な4つだけ解説します。

  1. 血管拡張
  2. 骨の強化
  3. 免疫力の向上
  4. 筋細胞の増加
  5. その他

⒈血管拡張

 アルギニンの摂取による、NOの発生には血管を拡張する作用があります。

血管が拡張され、血液の循環がよくなることで、動脈硬化を予防したり、EDの治療に役立つと言われています。

また、トレーニングにおいては筋肉をよりパンプアップさせることができるので、筋肥大に役立ちます。

⒉骨の強化

 骨には骨芽細胞と破骨細胞があり、絶えず骨を作ったり壊したりしています。

NOは成長ホルモンの分泌を促進することによって、骨芽細胞を優位に働かせることができるので骨を強くすることができます。

また、女性の話ですが、閉経期の女性は女性ホルモンの分泌が低下し、骨が弱くなってしまいます。

しかし、女性ホルモンはNOを使い、骨が弱くなるのを防ぐことができます。

⒊免疫力の向上

 NOには免疫細胞の活性化をする作用があります。免疫細胞が活性化すルことによって、細菌や癌細胞と戦ってくれます。

⒋筋細胞の増加

 筋細胞の周りには衛星細胞というものがあります。この衛星細胞は将来的に筋細胞になります。NOは衛星細胞を活性化させ筋細胞になることの促進に貢献します。

筋細胞が多くなるということは、単純に筋肉量を増やすことにつながるので、筋肉を増やしたければアルギニンを摂取して、NOの力をかりるといいでしょう。

⒌その他

 上に挙げた以外の効果は、

  • グリコーゲンの回復
  • 疲労除去
  • アンモニアを除去し肝臓を助ける
  • 糖尿病の予防
  • 鎮痛作用
  • 脂肪燃焼
  • クレアチンの材料

このようにアルギニンには様々な効果があります。

アルギニンの摂取法(重要)

 アルギニンの摂取法を知ることは非常に重要です。なぜならアルギニンは強いアルカリ性であることや、他のアミノ酸とは摂取するタイミングが異なるからです。

一般的に販売されているアルギニンは“L-アルギニン”というもので、こちらを摂取して問題がなければそのまま摂取を続けても大丈夫です。

もし胸焼けや胃痛がする方は、アルカリ性が中和された“アルギニンHCL”を摂取するといいでしょう。

摂取のタイミングとしては、他のアミノ酸は30分程度で効果を示すのに対し、アルギニンはNO発生までにタイムラグがあるので、トレーニングの30分前ではなく、1時間前が望ましいです。

摂取量は3g程度で十分な効果が期待できます。(メーカーによります)

まとめ

 今回はアルギニンについての内容でした。アルギニンは近年注目されているサプリメントで、アスリートの競技力向上に貢献するのか、という研究ではかなりホットなものです。

強いアルカリ性ということで、たまに体に合わない方もいらっしゃいますが、かなりの効果を発揮するサプリメントなので、一度は試してもらいたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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