
あなたはオルニチンをご存知ですか?最近ではサプリメントだけでなく、栄養ドリンクやアミノ酸ドリンクにも含まれています。今回はオルニチンについて詳しく解説します。
オルニチンとは

オルニチンとは、主に私たちの肝臓で効果を発揮する遊離アミノ酸です。遊離アミノ酸はアミノ酸の1種ですが、働き方が少し違います。
遊離アミノ酸は、単体で体を巡っていて、アミノ酸を助ける働きがあります。タンパク質と結びつくことがないのが、アミノ酸との大きな違いです。
オルニチンを含む食べ物

食品100gあたりのオルニチン含有量(100gの量)
- しじみ…10.7~15.3mg (約35個)
- ヒラメ…0.6~4.2mg (約1切れ)
- キハダマグロ…1.9~7.2mg (刺身7〜10切れ)
- チーズ…0.76~8.47mg (スライスチーズ約5枚)
- パン…0.4mg (食パン約1.5枚)

しじみは特に多くのオルニチンを含んでいます。日常生活でオルニチンを摂取するなら、しじみの味噌汁が最適でしょう。汁物なので栄養を逃すことなく摂取できるでしょう。
オルニチンの機能とは
今回はオルニチンの機能を3つ紹介します。
- 肝機能の向上
- 毒素の排出
- 成長ホルモンの分泌
肝機能の向上

オルニチンには肝機能を向上させる機能があります。肝臓は色々な物質の解毒や代謝を担っている臓器です。
肝機能が高まることで、素早く毒素を排出したり、体に栄養を巡らせることができます。これにより疲労回復の効果が期待できます。
またアルコールの分解が早くなるので、二日酔いの軽減に効果があります。
毒素の無害化

オルニチンの摂取によってオルニチン回路を活性化することができます。オルニチン回路とはアンモニアを尿素に変換するという化学的な回路です。
アンモニアは体にとっては有害な物質なので、いち早く無害な尿素に変換し体外に排出するのかということが大切です。
オルニチンによって素早く無害化されることによって、疲労回復、美容効果、内臓の保護に効果が期待されます。
成長ホルモンの分泌

成長ホルモンの働きは、タンパク質による筋の合成や、骨や関節などの修復、疲労回復です。筋トレをする人にとっては欠かせないホルモンです。
オルニチンは摂取することで成長ホルモンを分泌させることができ、筋肥大に効果的です。
また筋肥大だけでなく、脂肪燃焼、骨密度の維持、糖や脂肪の代謝をアップさせる効果も期待できます。
摂取量について

1日のオルニチン摂取量の目安は400〜1,000mgと言われています。(サプリメントメーカの推奨量に基づいた数値)
先ほどの食品100gあたりのオルニチン含有量(100gの量)をもう1度見てみましょう。
- しじみ…10.7~15.3mg (約35個)
- ヒラメ…0.6~4.2mg (約1切れ)
- キハダマグロ…1.9~7.2mg (刺身7〜10切れ)
- チーズ…0.76~8.47mg (スライスチーズ約5枚)
- パン…0.4mg (食パン約1.5枚)
もっとも含有量の多いしじみでさえ、多くとも15.3mgなので目安の400mgに達するには、約1300個以上も食べなければなりません。
いくらしじみが好きだとしても、現実的な数字ではないですよね。つまり食品のみによる、オルニチンの十分な摂取は不可能ということです。
なのでサプリメントによる効率的な摂取をオススメします。
オルニチンを摂取したほうがいい人

- 筋肉痛が抜けにくい人
- 疲労がなかなか抜けない人
- すぐにぐったりしてしまう人
- 最近イライラしがちな人
- 肌荒れ・ニキビに悩む人
- 肝臓の機能が弱い人
- お酒をよく飲んでいる人
このうち1つでも当てはまった人は、オルニチンを摂取したほうがいいです。
1ヶ月〜2ヶ月摂取を続けてみても効果がない場合は、病院に行きましょう。
また、飲み会がある場合は、飲み会前後にオルニチンを摂取することによって、二日酔いを予防・軽減させてくれます。
忘年会シーズンに是非とも試してもらいたいサプリメントです。
まとめ

今回はオルニチンについて解説しました。オルニチンは摂り始めると体の調子がよくなります。
この効果は1ヶ月もすればかなり実感できるので、効果の感じやすいサプリメントであると言えます。
副作用の心配がなく、安価なので誰でもすぐに始めやすいサプリメントです。ぜひ試してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。